ハンドメイドアクセサリーの作家さんなら、アクセサリーのタグや台紙をどうするか迷うところですね。
少量生産やオーダーメイドなどで、あまり大量に制作しないなら、ダグや台紙もお洒落にハンドメイドらしく個性を出したいものです。もちろん名刺のように印刷会社に頼んでも良いのですが、私のように気分によってデザインをしょっちゅう変更したいタイプだと、1度に多く発注する必要もないのです。
そこで、タグを少しだけ作りたい方に、簡単なタグの作り方を紹介しています。
野中製作所のスクリューポンチでダグの穴をあける
さて、タグを作るときに一番気になるのが、アクセリーと台紙の関係ですね。
ピアスの穴が通るほどの小さい穴は、普通の紙用の穴あけだと大きすぎるし、素人っぽくて残念になります。この穴あけに適しているのは、レザークラフト用の穴あけポンチなのです!レザークラフトでは、いろんな大きさの穴を用途に合わせて開けれるよう、穴あけポンチの種類がかなり豊富にあります。
その中でも、ハンドメイド作家さんが、タグに使いやすいのは、スクリューポンチです。
穴をあけたい場所に、スクリューポンチを軽く押して開けるだけで、とても綺麗な穴があけることができるため、ひとつ持っていると重宝します。私が使用しているのは「野中製作所」のスクリューポンチです。他にもノーブランドで、同じような製品がありますが、個人的に道具は良いものを購入して損はないので、少し高くても「野中製作所」をおすすめします。
タグの穴あけには1.2mmの穴がちょうど良い
タグにちょうど良い、小さな穴のサイズは、1.2mmくらいです。好みもあるでしょうけど、1mmだど小さすぎて1.5mmだど少し大きく感じます。
「野中製作所」のスクリューポンチは、本体と刃が別売りなので、タグ用に購入するなら刃のサイズも参考にしていみてください。ピアスのポストにちょうど良く、タグ紐を通すのにもおすすめが1.2mmなのです。
ハンドメイドアクセサリーの台紙作り
ハンドメイドアクセサリーの台紙作りに迷うのは、穴あけ以外に紙の品質ではないでしょうか?
よくあるプリンター対応の名刺用紙なんて、切り取り線が付いていてペラペラで品のない雰囲気ですよね。
タグ作りを印刷会社に依頼すれば、紙の質もいろいろ選べますが、ここではあくまでもハンドメイドでタグを作るときの紙を選ぶ方法を紹介していきます。
家庭用のプリンターでも、対応する綺麗な用紙は、デッサンや水彩画でも使われる「マーメード紙」のような凹凸のある紙やファインペーパーでも光沢やスジの入ったものだと、綺麗なタグが作れます。
とりあえす、A4サイズのカット紙を多く取り揃えているのは、東急ハンズです。デザインコーナーにあるカット紙の薄手のタイプならプリンターで使えるため、少し割高ですけど少量のなら手頃にタグ作りができますよ。
ピアスの台紙作り
ピアスのタグは、1.2mmの穴をスクリューポンチであけてピアスポストを通せるようにするだけなので簡単です。紙のサイズは、スタッドピアスのように小さいものから、大きめだったり長さのあるピアスなどいろいろ、なサイズを用意することになります。
A4サイズのカット紙に、タグの原稿を作って印刷して自分でカットする方法になるので、少し面倒ですが、お洒落で可愛いタグを少量だけ用意したい方には、良いのではないでしょうか?
参考までに、画像のピアスの台紙サイズは、3cm×4cmです。
A4のカット紙で32枚のピアス台紙ができます。
イヤリングの台紙作り
それでは、ピアスよりも大きさがあって困るのが、イヤリングの台紙ですね。イヤリングは金具の大きさも、ネジ式やバネ式で違うので、いろいろ工夫をしている作家さんも多いでしょう。
ここでは、スクリューポンチとカッターでイヤリングの金具でも通せる穴と切り込みを紹介しています。
画像のように、T字を逆にした切り込みをカッターナイフで入れておくだけの簡単な仕様です。イヤリングの種類いよって、T字の切り込みは上下を変えても良いかもしれません。
作り方は、まずスクリューポンチで1cm間隔に2箇所穴をあけてから、その穴の真ん中0.5mmのところから上に1cmの場所へもうひとつ穴を開けます。3つの穴があいたらカッターナイフで切り込みを入れるだけなので、ほんとに簡単で、イヤリングを取り付けたときにも、切り込みがみえなくて綺麗です。
切り込みのサイズは、今回1cm間隔としていますが、あくまで目安なので、何度が試して好みに合わせてみるとよいでしょう。
ちなみに、画像になるイヤリングの台紙の大きさは、ほぼ名刺サイズです。
A4のカット紙で8枚のイヤリング台紙ができます。
ひょうたん型の安全ピンでダグをお洒落に!
ハンドメイドアクセサリーの台紙だけでなく商品タグにもスクリューポンチで穴をあければ、タグ紐を通すのにも便利でちょうど良い穴の大きさです。
タグ紐は、画像のような「ひょうたん型の安全ピン」が、可愛いくてお洒落です。
このように、タグや台紙で、あえてハンドメイドらしさをアピールするのも良いし、作品によっては印刷会社に依頼した、商品タグらしい方が合う場合もあって、その時々で選んでみるのも作家さんのセンスになるのでしょう。
いろいろ工夫しながら、世界でひとつのオリジナリティーあるハンドメイドアクセサリーをこの世に送り出しす楽しみを追求してみるのも、ハンドメイド作家の醍醐味なのではないでしょうか。